ホーム > 日誌 > 結び切り

結び切り

2005年5月12日 kodo | | コメント(5) | トラックバック(0)

弔事の結び切りの水引は端が地を向くように結ぶそうです。
市販されているのは天を向いているので、
まったく疑ってはいませんでした。

オンライン書店ビーケーワン:折形レッスン
『折形レッスン』(山根一城著、文化出版局)
によると、

結び切り

二度とあってはいけないことを意味する解きにくい結び方です。婚礼と弔事に限って使います。婚礼では水引の端を天の方向に仕上げます。弔事には端が地に向かうように結びます。市販の不祝儀袋のほとんどが誤った逆方向で結ばれています。弔事には銀一色、または白と黒をつかいます。

水引は武家の作法だったのですね。
日本の工芸として世界に知られるようになった折り紙も、
この折形(おりがた)から発祥して遊戯として普及したものだそうです。

公家社会が絹の布とひもを使って贈り物を包んだのに対して、武家では和紙と紙を縒(よ)って作ったひもに水のりを引いた水引を使って贈り物を包みました。吉(吉事と日常)の水引は白と赤、格式が高いときには金銀のものを使います。いずれも太陽を意味する白あるいは銀を左側にして結びます。

ものを完全に包み込まないのが折形の基本なのだそうです。
そういえば、のしは端をすこし出しますよね。
のし袋ののしは、のしあわびです。

以前どこかの博物館でのききかじりですが、
鮑(あわび)の貝の巻きはじめが緑なのは、稚貝を放流したもの。
身の厚いクロアワビが多いそうです。
鯛(たい)も稚魚で放流して養殖したものは、
鼻の穴がくっついているのでわかるそうです。

『折形レッスン』で、山城さんは、
ただ単にきれいだから、というラッピングではなく、
古来の礼法をふまえたうえでの現代的な包みを模索しておられて、
とても興味深く拝読し勉強になりました。

山根一城さんのWebページとブログ
http://www.yamane-origata.com/
http://blog.yamane-origata.com/

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 結び切り

このブログ記事に対するトラックバックURL:

コメント(5)

tatsuji_fujii :

玉木さん、今回は南谷グループ研修旅行でご一緒できて嬉しかったです。ありがとうございました、そしてお世話様でした。
玉木さんのメールアドレスが分からなかったので、ここに書き込みさせていただきました。

kodo :

藤井さん、ありがとうございました。おかげさまでとても楽しく有意義な旅でした。ほんとうにお世話になりました。これからもいろいろ教えてください。またお会いできるのを心から楽しみにしています。まずはお礼まで。

kodo :

●sumi-mojiさん
お元気そうでなによりです。
「折形レッスン」は、作法の本というよりは実用書です。
慣習というものは変化していくもので、だからこそ折り紙という文化もあるわけですが、もとのこころやいみをしることはたいせつなことだとおもいます。
サイドバーの「最近のコメント」を表示させていなかったので、どうも気づくのがおそくなります。また復活させましょう(*^-^*)

sumi-moji :

本当に、知らない事は山ほどあるのだとつくづく思います。
そうですね、市販のものでは、"蝶結び"と"結び切り"の違いくらいしかわかりません。熨斗袋の「おもて書き」はお手本でいろいろ使っていますので、とても興味のある事柄です。早々にこの本探してみます。

さくら :

この折型の本ははじめて知りました^^;
折型の勉強をすると日本の歴史?や文化に触れることになり
自分のルーツを知るようですごく好きです。
今度本屋にいったときにさがしてみよう・・・
違う本ならもっているんですけれど。。。

コメントする